ANAへ4つの要求を提出
- 編集部
- 2021年4月27日
- 読了時間: 2分
更新日:2021年6月26日
JCUには、ANAの客室乗務員も加入しています。
法律では、複数のユニオンに加入することは合法とされ、
これまでもJCUとANAユニオンを二重加入しているCA組合員が会社と交渉したことがあります。
こうした経緯で、JCUは4月15日、ANAに対して以下の4つの要求を出しました。
1. 国内線、及び近距離国際線における休憩のない実態を是正し、労基法34条施行規則32条2項を遵守すること。(注1)
2. パスポート更新に関する精算等を定めている規程を見直し、運航乗務員と同様の取り扱いとすること。(注2)
3. 60歳以降の働き方について、高年齢者雇用安定法の趣旨に則り、希望する者は全員65歳まで乗務可能な制度とすること。(注3)
4. 資格があるにもかかわらずチーフパーサー業務を長年アサインしないなど、職場における差別や人権侵害を一掃し、一人ひとりが明るく働きやすい職場、企業風土を確立すること。(注4)

(注1) 労基法では、国内線と近距離国際線で勤務時間が6時間と8時間を超える折り返し便では、それぞれ45分、1時間の休憩時間、またはレストをとらせる必要があるとされています。
(注2) ANAの運航乗務員には、退職時にパスポートの残りの年数分を返金する規定はありません。
(注3) JALでは、希望するCAは資格に関わらず、60歳以降もフライトできます。
(注4) ANAでは会社の一方的な評価などによる差別や人権侵害が問題になっています。こうしたことをなくし、のびのびと楽しく働ける環境をめざします。
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