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労働委員会調査と並行し、団体交渉で追求(大韓航空雇い止め事件)

更新日:2022年1月25日

今年2月12日、東京都労働委員会に救済申立を行った不当労働行為は「不誠実団交」です。雇い止め以降、4回行った団体交渉で、大韓航空は組合の質問にきちんと答えず、解決要求に対しては、最終的には本社の方針だとして答えません。これでは、本社の回答は決まっている中で、団体交渉は形だけやっているのと同じです。この対応を、不誠実交渉だとして申し立てました。


申立後、3月30日に第1回調査が行われ、組合側は本件を解決したいという率直な思いを伝え、労働委員会が会社に和解協議を提起したところ、会社も同意し6月3日に協議が行われました。

和解協議に向けた組合の要求に対し、会社が提示した内容は解決には程遠い内容であったため、労働員会は不当労働行為調査を継続することとし、9月30日に調査期日が入りました。

組合は和解要求とその回答に係る質疑を行うために団体交渉を要求し、7月19日に交渉がセットされましたが、この日も平行線でした。もともと5年契約のはずが2年で雇止めされた事は納得できません。運航が再開された場合の再雇用を引き続き求めて行きます。


組合和解要求

① 現在在籍する日本人客室乗務員の乗務再開に合わせて組合員を再雇用(健康診断に通れば雇用)すること。

② 成田-ホノルル便など日本人客室乗務員の必要性が高い路線再開時に再雇用すること。

③ または、新たに日本人客室乗務員を募集する時には、組合員を優先雇用(健康診断に通れば雇用)すること。

④ 本件解決に当たっての解決金を支払うこと。


会社回答

会社は、組合に対して、今後、会社の日本地域本部において客室乗務員の採用募集を再開した場合で、組合員が採用に応募した場合、書類審査と1次面接を免除する優遇措置を講じることを確約する。ただし、組合員の再雇用契約終了日から満3年を経過した場合はこの限りではない。なお、採用募集は会社HP又は業界紙等によるものとし、別途案内はしない。


注:採用試験は、3次面接まであり、3次面接は韓国へ行って行われる。



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