6月29日ANAからJCUに対し、以下の回答が出されました。
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JCUの1つ目の要求は、「国内線と、近距離国際線フライト時、労基法を守り、休憩またはレストを取らせること」、
これに対して会社から「法律に基づく運用を行っている」との回答がありました
でもCAが休める時間は取れていないのが実態です。
便間のインターバルでもフライト中でも、45分~1時間も休める時間は無く、とても「法律を守っている」状況にはありません。
次回の団交で一つ一つ、その実態を伝え、回答が事実に反することを明らかにしていきます。
【注】休憩とは飛行機から離れられる完全に自由な時間をいいます。レストとは上空やインターバルで休める時間のことです。レストは休憩と違い、何かあればすぐに仕事に就かないといけません。労基法ではどちらかを取らなくてはならないとされています。
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2つ目の「パスポート更新時の費用について、退職時に残りの年数分を会社に返金する事に同意した人のみ清算する、という規程を見直し、運航乗務員と同様、全額会社負担とすること」
これに対し、会社から「応じられません」との回答でした。引きつづき「パイロットには退職時に残りの年数を返金する規定がないのにCAだけ返金させられるのはジェンダー不平等と言える」ことを訴えたいと思います。
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「60歳以降のフライトを可能に」との要求に対しても、会社は「応じられません」との回答でした。
JALの客室乗務員やANAのパイロット、整備士は現職のまま65歳まで働けます。法律の趣旨を無視した横暴な対応と言えます。
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最後の「人権侵害の一掃」では、「差別や人権侵害などの事実はありません」との回答でした。
次回の団交(7月28日)では、差別と人権侵害の実態を詳しく伝え、会社の姿勢をただしていきます。
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